不適切な経営

紅葉の季節となりました。

震災で減少していた外国人も増え、京都は、観光客で溢れる11月となります。

今年も「そうだ京都に行こう」のCMスポットが話題になっているようで、「南禅寺 天授庵」あたりが込み合いそうです。

京都の観光客は、11月がピークで、年々増加傾向にありますが、

外国での知名度はまだ低く、世界の観光都市になるには、インフラも含めもう少し時間がかかりそうです。

 

でも、東京オリンピック効果を期待したいですね。

 

不適切? 偽装?

 

阪神ホテルグループに端を発した食材の不適切表示は、どんどん広がっていますね。

確かに、「牛脂注入加工肉」と表示されているステーキや

「バナメイエビ」のチリソースと書かれているメニューをオーダーするかと言われると難しいですね。

そこで、お客様の印象を落としたくない、でもコストは削減したい、

そんな思いが働いて見栄えのする表記をしてきたというのが本音でしょうね。

中には、(私も)芝エビは、小さなエビの総称だと思っていた本当の誤表示もあるようですが、

不適切や誤表示というのは、偽装とは違うものなのでしょうか。

背景には、ホテル間や百貨店間における熾烈な競争があり、

メニューの表記通りの食材を使っていたら利益が出せないという提供側の理由があるようです。

そんなホテル側の事情はともかく、

「どうせ、素材の違いなどわからない」だろうというお客様を馬鹿にした行為であることには間違いありません。

“不適切”なのは“表示”ではなく、“経営そのもの”ですね。

自社のお客様をどのように定義しているのでしょうか?

「どうせ味などわからない」「そこそこの値段なら喰いつく」「そこそこサービスしとけばいい」

という人を自社のお客様と捉えているのでしょうか。

表示の内容で「怒り」を感じるまでは行きませんが、

こういう定義をされている本質に「怒り」を感じています。

上辺をつくろうのではなく、お客様を守り続ける本物の企業を目指し、

一方でそのような企業が真に評価される時代になって欲しいと思っています。

(田中久喜)