6月の社会保険・労務①

 

毎年6月になると

「日本年金機構から封筒が届きましたが・・・、

労働局から封筒が届きましたが・・・」

と言った声を社内で耳にされるのではないでしょうか。

 

税務申告と同様に日本年金機構及び労働局へも、

社会保険・労働保険の保険料を決めるために

毎年必ず期限内に書類を提出しなければなりません。

今回は、「社会保険・労働保険って何?」というところからご説明いたします。

 

 

1. 日本年金機構への提出は、社会保険料の金額決定のため!

 

①社会保険(狭義)とは

広義では、公的医療保険、年金保険、労働保険を合わせたものを指す一方、狭義で

社会保険といった場合は、医療保険である健康保険と年金保険である厚生年金保険を指します。

 

② 適用事業者と被保険者

社会保険は、事業所単位で適用されます。

社会保険の適用を受ける事業所を適用事業所といい、適用事業所で労働している方は、

原則として、すべて被保険者となります。

 

では、パートタイム労働者はどうなるのでしょうか?

 

パートタイム労働者の場合は、常用的使用関係にあるかどうかで判断されます。

所定労働時間と所定労働日数が、どちらも通常の労働者のおおむね

4分の3以上である場合に被保険者となります。

 

③社会保険料額

社会保険料は、原則毎年1回見直しをすることになっており、

4月・5月・6月の報酬の平均をもとに算出します。

 

報酬に含まれるもの 報酬に含まれないもの
住宅手当 年3回以下の賞与
通勤手当 冠婚葬祭に対しての見舞金・慶弔金
役職手当 出張旅費
年4回以上の賞与 退職金

 

この3か月分の報酬の平均を「報酬月額」といい、

それをもとに社会保険料額が決定されます。

 

社会保険料額は事業主と被保険者の折半で負担されます。

全国健康保険協会のサイトを参考にして、

事業所がある都道府県の社会保険料額を確認してみてください。

 

④提出書類・届出期間

報酬月額は、4月・5月・6月の報酬の平均をもとに算出するため、6月に書類が届きます。

この届く封筒には以下のものが入っています。

・健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届

・健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届総括表

この書類に、被保険者の4月・5月・6月の報酬等の必要事項を記載して

毎年7月1日から7月10日までに、郵送や電子申請、窓口で届出を行いましょう。

 

<届出る場所>

全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ):所轄の年金事務所

組合管掌健康保険(健康保険組合):所轄の年金事務所と健康保険組合

厚生年金基金:厚生年金基金

 

次回は労働保険について。