火災保険の基礎知識2/損害保険金の算出について

今回は、住宅向け火災保険について、ご紹介します。

保険金の算出方法には、再調達価額(新価)と、時価額という2つの基準方法があります。

今回は、現在主流の再調達価額(新価)基準で、どのように損害保険金が算出されるのか、ご説明します。


〈 損害保険金の算出方法~再調達価額基準 〉

再調達価額とは、保険の対象と同等のものを再築・再購入するのに必要な金額のことです。

これを基準として損害額を算出し、1回の事故について、保険金額を限度として、損害保険金が支払われます。


① 全損の場合

全損の場合は、再取得費(再築費用、再購入費用)が損害額となり、損害保険金として支払われます。

この場合、免責金額(自己負担額)を差し引きません。

◆損害保険金=損害額

(注)全損とは、損害額が再取得費の一定割合(80%など)以上となることをいい、保険金額の全額が支払われます。


② 全損に至らない場合

全損に至らず、損害が生じた保険の対象を修理することができる場合は、

まず損害額を算出しなければなりません。

損害額は次の計算式によって算出されます。

そして、この損害額から免責金額(自己負担額)を差し引いた金額が、損害保険金として支払われます。

◆損害保険金=損害額-免責金額(自己負担額)

(注)免責金額(自己負担額)は、保険の加入時に設定します。

火災保険では、損害保険金の他に、費用保険金が支払われることがあります。

保険会社や商品によって異なるため、ご加入の火災保険の内容を改めてご確認ください。